2021年10月3日早朝 月齢25.8

明け方の月を撮影しました。


2021年10月3日早朝 月齢25.8
明け方の月を見ようと早めに就寝したのはいいのですが、目覚ましをかけ忘れていました。
目が覚めたのは4時半過ぎ、地平付近はもう朝焼けが始まっています。
(目覚ましをかけなくても4時半に目が覚めてしまうのは加齢のせい?)
大急ぎでベランダに機材を展開。
こんな時、AZ-GTi経緯台は月で1点アライメントをすればそのまま撮影に支障がない程度の精度で追尾を続けてくれるのでとても便利です。
撮影の準備ができたころには空はだいぶ明るくなって、何とか撮れたのがこの一枚。
気流の状態が悪く、あまり鮮明な描写ができなかったので、75%縮小でごまかしています。
月は細くなってくると撮影が難しくなってきますね。

2021年10月3日早朝 月齢25.8 撮影風景
撮影機材のようすです。
バローレンズを取り付けているせいもありますが、接眼側がとても長くなってしまいます。

<撮影データ>
<撮影地>
三重県 松阪市
<撮影日時> 2021/10/03 05:26:36 (JST)
<光学系> スリービーチ スーパーチビテレ60鏡筒 (口径: 60 ㎜,焦点距離: 260 mm,F4.3) , 国際光器 PHOTON 2倍バローレンズ (合成焦点距離: 520 ㎜,F8.6)
<架台> Sky-Watcher AZ-GTi経緯台
<カメラ> QHYCCD QHY5P-II Color 2592x1944 , ゲイン: 12.5 % , 露出: 2.5 ms , ガンマ:1.4 , 800/1000 フレームコンポジット
<画像処理>
・AutoStakkert! 3.1.4 : コンポジット
・RegiStax 6 : Wavelet変換処理
・Photoshop Elements 6 : トーン調整,トリミング


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QHY5P-II-C (QHY5P-II Color) 仕様 備忘録

私が使っている天体撮影用PCカメラ QHY5P-II-C (QHY5P-II Color) は、2015年11月ごろ、天文ハウスTOMITAさんで購入したものです。
当時は九州北部に在住していて、直接お店に伺って購入しました。
あれから実に6年近く使っているんですねぇ…。


時々、天文ハウスTOMITA さんのホームページに掲載されているスペック表を閲覧していたのですが、今年(2021年)7月ごろにホームページがリニューアルされてそのページが無くなってしまいました。


まあ、こんな古い機材なので仕方がないのですが、ちょっと不便だったので、Webを検索して調べたスペック表を備忘録としてここに書きとどめておくことにしました。

スペック表を探すために検索してみてわかったのですが、使われている方のページや作例がほとんど出てこないですね。
もしかして、いまだに使っているのって世界で私くらいしかいないのかなぁ…。

イメージセンサーは日進月歩の分野だし、天体写真も常に新しい機材や技術を導入して進化していく世界なので、私がのんびりしすぎているのかも…。


最近はスリービーチのスーパーチビテレと組み合わせて月や惑星を撮影しています。
スーパーチビテレは 口径60 ㎜ , 焦点距離 260 ㎜ と小口径、短焦点で拡大率を上げにくいのですが、QHY5P-II-C はピクセルサイズが小さいおかげで低い拡大率でも分解能の限界近くまでの描写をすることができます。
その反面、感度が低くノイズが出やすいので 口径60 mm の光量だと土星の撮影にかなり苦労を強いられます。(口径100 ㎜でもあまり余裕はありません。)
近年話題の星雲・星団の電視観望なんて望むべくもないので、少しは時代に合わせて機材を更新することを考えてもよいのかなとも思います。




QHY5P-II-C 外観


CCD形式 Aptina MT9P006
有効画素 2592×1944
CCD画角 5.7mm×4.28mm (1/2.5インチ)
ピクセルサイズ 2.2×2.2ミクロン
読み出し形式 プログレッシブスキャン
シャッター Electronic Rolling Shutter (ERS)
露出時間 20μ秒-1分
量子効率 青:48%、緑:58%、赤:62%
フレームレート 2592x1944 7fps
  2048x1536 11fps
  1600x1200 16fps
  1280x1024 22fps
  640x480 63fps
  320x240 150fps
ピクセルビニング 1024x768、800x600
アウトプット 8bit and 12bit
Sensitivity 1.53V/lux*s (550nm)
ピクセルクロック 48MHz
サイズ 31.7mmアイピースサイズ(直径31.6mm)
  31.6mm×60mm
光学ウインドウ 680nmIRカットフィルター
バックフォーカス 17.5mm
重量 45g (ノーズピースを含まない)
電源供給・消費電力 USBより供給・0.64ワット
ガイドポート RJ11 6ピン
USB2.0 対応
付属品 同焦点リング、USBケーブル、ガイドケーブル
  31.7mm接眼スリーブ
  TOMITA製ドライバCD
  日本語使用説明書


QHY5P-II-C_分光感度特性



2021年8月28日深夜 月齢20.1

先週撮影した月面の画像をようやく処理をすることができました。
同じ夜に撮影した木星の画像が良い感じに仕上がらず、何度も再処理を繰り返していたので、なかなかこちらまで手が回りませんでした。


木星は焦点像を強拡大して撮影するので色収差による色調の崩れが目立ちましたが、それに比べると月面の撮影は拡大率が低いのと、ほぼモノトーンで色調の崩れが目立たないおかげで画像処理はかなり楽でした。

子細に見ると、リムの部分が少し黄色味がかっています。
これは色収差で青色がぼけて広がっているので、リムの部分の青色のレベルが落ちて相対的に補色である黄色が出てきているのでしょう。
マスクを作って補正できなくもないのですが、それほど目立たないのでそのままにしちゃっています。

この夜はシーイングに恵まれていたので、木星と同様にこのこの月面も今までで一番鮮明な像を得られました。
縮小せずに掲載しますので、興味のある方は拡大してご覧ください。



2021年8月29日 月齢10.1



(南側部分切り出し)


2021年8月29日 月齢10.1 (南側切り出し)


<撮影データ>
<撮影地> 三重県 松阪市
<撮影日時> 2021/08/29 02:32:41 (JST)
<光学系> スリービーチ スーパーチビテレ60鏡筒 (口径: 60 ㎜,焦点距離: 260 mm,F4.3) , 国際光器 PHOTON 2倍バローレンズ (合成焦点距離: 520 ㎜,F8.6)
<架台> Sky-Watcher AZ-GTi経緯台
<カメラ> QHYCCD QHY5P-II Color 2592x1944 , ゲイン: 4.0 % , 露出: 3.0 ms , ガンマ:1.4 , 400/500 フレームコンポジット
<画像処理>
・AutoStakkert! 3.1.4 : コンポジット
・RegiStax 6 : Wavelet変換処理
・Photoshop Elements 6 : トーン調整,トリミング


【画像差替 最終版】2021年8月28日深夜 スーパーチビテレで撮影した木星

木星を撮影することができました。


夜半を過ぎても大気はまだ昼間の熱気をたっぷりとはらんでいましたが、透明度がよく、気流も落ち着いていたおかげで、口径6 ㎝ (しかもチビテレ)とは思えないほどにぎやかな模様を楽しむことができました。

撮影した画像も今までの中で一番の描写になりました。


木星はどの位相でも表面の変化が楽しめますが、大赤斑が見えると嬉しいですね。

気のせいか以前より淡くなっているような…


木星

2020/08/29 01:57:10 (JST)

スリービーチ スーパーチビテレ60 , 国際光器 PHOTON 3倍バローレンズ+2倍バローレンズ (合成焦点距離 1560 mm F26) , QHYCCD QHY5P-II-C 800/1000フレームコンポジット


(2021/8/29 初版)

2021年8月28日深夜 木星


(2021/9/1 第二版)

マゼンタのかぶりを調整してみる。

2021年8月28日深夜 木星(色調修正版)


(2021/9/3 第三版)

<< 最終版 >>

色収差から逃げない。

2021年8月28日深夜 木星(色調再修正版)



【2021年9月1日 第二版 色調修正】

画像が全体的にマゼンタにかぶっていて、模様の強調も過度に思えたので修正画像に差し替えました。あまり変わり映えしないようにも思えますが…。

(修正前の画像も参考に残します。)

色調は何度も修正したのですがどうしても思ったような色調にならず、このあたりで妥協することにしました。

アクロマートレンズは色収差で青の情報がボケてしまうので、カラーバランスはどうしても不自然になってしまいますね。


【2021年9月3日 第三版 色調再修正 最終版】

色収差の影響を抑えるために青色を抑えていたのですが、全体にくすんだようなさえない色調だったので、青色のレベルを上げてみました。

全体に青いベールをまとったようになりましたが、自然な感じになったのではないかと思います。

アクロマートレンズなのだから青いにじみが出るのは当たり前で、それを画像処理でごまかそうとするから不自然になる、というところでしょうか。


色収差もレンズの持ち味として楽しみ愛でる。


チビテレ使いにはそれくらいの度量が必要なのかもしれませんね。

2020年10月24日 月齢7.6

スーパーチビテレ60で撮影した月齢7.6の月面です。

ファイル整理をしていたら撮影したまま手つかずになっていた画像データを発見。
このまま放置するのも忍びないので仕上げの画像処理することにしました。

もしかすると撮影条件が悪くて処理をあきらめてしまったのかな…とも思いましたが、処理をしてみると撮影した時期の割には悪くない描写です。
忘れたのは歳のせいかなぁ…。

ともあれ、撮影したデータに日の目を見せることができてよかったです。

2020年10月24日 月齢7.6

トリミングのみで縮小せずに掲載していますので、画像をクリックして拡大してご覧ください。

最近、動画編集を練習しているのでこれを素材に動画を作ってみました。

静止画と違って時間軸を考える必要があるのでなかなか難しいですね。


<撮影データ>
<撮影地> 三重県 松阪市
<撮影日時> 2020/10/24 17:31:26 (JST)
<光学系> スリービーチ スーパーチビテレ60鏡筒 (口径: 60 ㎜,焦点距離: 260 mm,F4.3) , 国際光器 PHOTON 2倍バローレンズ (合成焦点距離: 520 ㎜,F8.6)
<架台> Sky-Watcher AZ-GTi経緯台
<カメラ> QHYCCD QHY5P-II Color 2592x1944 , ゲイン: 5.0 % , 露出: 3.5 ms , ガンマ:1.4 , 400/500 フレームコンポジット
<画像処理>
・AutoStakkert! 2.6.8 : コンポジット
・RegiStax 6 : Wavelet変換処理
・Photoshop Elements 6 : トーン調整,トリミング

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